洋マグロ船の記録映画「吼える40度線」が完成間近!

-30年間眠り続けていた映像が今ここに甦るー

『吼える40度線 土佐船21人激闘の記録』は、司厨長として土佐の遠洋マグロ延縄船に乗り込んだ店主と漁労長の山田勝利氏が、1980年(昭和56年)の春から1年8か月に及ぶ遠洋マグロ延縄漁の航海の中で、収録した80時間以上のビデオ映像を71分に集約した記録映画である。
いわば漁師自身が漁師の視点で、ありのままのマグロ漁の全貌を捉えた記録でもある。
普通、海が荒れれば、漁は休む。だがミナミマグロ漁は南氷洋の暴風圏でどんなに海が荒れようが、漁がある限り縄を入れ続ける。脂がのったマグロはシケの海でよくかかるからだ。
少しでも旨いマグロを食べさせたい。命がけでマグロと闘う海の男たちの営みがそこに残されていた。
現在、日本の遠洋マグロ漁船は、国際的な漁獲規制や操業経費の高騰、後継者不足など、さまざまな問題をかかえ、長い歴史の中で日本の漁師が構築し、脈々と受け継がれてきた漁労技術の継承が消滅の危機に直面している。
『吼える40度線』は日本人の食文化の底辺を支えるマグロ漁師たちの洋上生活を紹介すると同時に、マグロ延縄漁という伝統技術の記録、継承にも役立つと確信している。