ちゃんこ鍋

相撲ブームである。初場所も15日間連日大入り満員で、朝早くから札止めになったらしい。 その立役者、遠藤はケガで来場所は十両に転落するが、代わりに御嶽海、上代という若い力士が土俵を湧かせてくれた。

 相撲好きのぼくは年3回の東京場所は、かならずカミさんや常連たちと両国国技館へ相撲観戦に行くが、ここ数場所前からチケットが取りにくくなった。以前は空席が目立ち、当日券でも正面の好きな場所が選ぶことができたが、今は2か月前のチケット発売日に、ネットで買うことにしている。

チケットが取れると、次はちゃんこ料理屋に座敷の予約を入れる。ちゃんこ屋も場所中は満席なのである。「ちゃんこ霧島」「相撲茶屋寺尾」「ちゃんこダイニング安美」など両国には数多くちゃんこ屋があるが、ぼくたちの行きつけは「ちゃんこ巴潟」。

 朝仕入れたばかりの鮮度のいいイワシを、あたり鉢で丁寧にあたって作った、つみれをメインに、蛤や帆立貝、鮭、カジキマグロ(正式にはマグロではない)の魚貝、牛肉、鶏肉、油揚げ、焼き豆腐、茸やたっぷりの野菜など。

 土鍋には鶏ガラを水から半日煮詰め、塩で味を整えたスープが湯気をたて、仲居さんが

2回に分けて作ってくれる。鍋が出来上がるまで、寒ブリの刺身で燗酒をいただきながら熱戦を振り返る。最後は旨みが凝縮されたスープにご飯を入れて卵でとじた雑炊でしめる。

 土俵入り、大銀杏、立行司、弓取り式、櫓太鼓…。日本の伝統文化に触れ、相撲甚句を聴きながら気の合った仲間とちゃんこ鍋を囲む。ああ、日本人でよかった、とつくづく思う。

 そして、待ちに待った日本出身力士が、10年ぶりに優勝賜杯を手にした。

 大関、琴奨菊おめでとう!そして、感動をありがとう!さあ、次は若乃花以来、18年ぶりの日本人力士の綱取りだ!

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